車の総合的なアドバイスが大切✨ [Kさん]
今年の夏は猛暑!でしたね。エアコン修理はもちろん多かったのですが、例年に無く多かったのが「ラジエターの電動ファンが動かない」故障です。
ファンモーターが動かないと、エンジンを効率的に冷やすことができないので、オーバーヒートします。水温系が赤色になって危険を知らせてくれますが、そのまま走り続けてしまうとエンジンのヘッドが歪んでエンジンを交換しなければ走れないという状態になります。
他社さんでご購入の車の故障相談は多いのですが、当社にたどり着く前に、下記の場所で相談したご回答です。
①「車検に出した工場」車検がいっぱいなのですぐ見てあげられません。
②「ディーラー」修理見積りしてもらい、ファンモーター新品交換、不凍液取替で5万円くらい。でも今代車はないです。
③「ガソリンスタンド」うちでは対応できない。
④「その車の販売店」代車がないし忙しいので見てられないので代車出来たら連絡します。
お客様は水温計赤のまま4日くらい休み休み走り、途方に暮れて当社へご相談。ファンモーター交換と、ラジエター液もラジエターから漏れているのでラジエターも交換必要。でも、それだけではないのです。ブレーキは錆で効きが悪い状態。ましてやエンジンがだめになっているかもしれません。ここで、ローンがたくさんあるとか、新しい車だったら修理の検討をしますが、14年経過、ボディも錆びているし、きちんと乗るには相当なお金がかかってしまうと判断しました。お客様がその車を大切に乗っていて、大金かかっても修理したいのであればご協力いたしますが、プロとしてこの車にお金をかけても安全に乗るには相当な投資が必要と、現車確認して説明しました。結局買い替えの決断に至ったのですが、「35万円で安かったけど2年乗れなかったので高い買い物でした」とおっしゃられていました。整備士さんは指示受けたことだけやるタイプの人が多いので、「サービスの窓口」はお客様の状況を把握し、どんな症状がいつから、どの程度なのか、いくらくらいの車だったのか、どんな整備をしてきたのか、ローンはあるか、タイヤやオイル管理など、今後起こりうる故障も予見して修理、買替のアドバイスをしてあげる必要があると私は思います。車検取って渡しても、きちんと整備しないギリギリの状態で納車している販売会社は多いです。運よくいい車に当たる方もいますが、当社はご購入後お客様がお金がかからないように考えてお渡ししています。おせっかいかもしれませんが、お客様の車生活を真剣に日々サポートしています。安全第一です!
↑普通車の電動ファン。真ん中のモーターが壊れることが多いです